と貼り紙をした店主の言葉を代弁する有吉。貼り紙には、こんなふうに書かれている。 「用事ガあって 体息する」 おそらく「用事があって 休息する」と書きたかったのだろう。 しかし「が」はカタカナの「ガ」に、肝心の「休息」は「体息」になってしまっている。 よく見ると「あ」もちょっとあやしい……。 よほどの急用で慌てていたか、とても疲れていたのだろうか。 「用事で休息できるか心配ですね」 「これは……休んだ方がいい」 と店主を思いやり、休みをすすめる声が多く寄せられた。 「体息」 ↓ 「休」 どうやら、間違いに気がつく冷静さは、まだ残されていたようだ。
